「ねぇ、沙織は誰が一番いい〜?」
「そうだね〜アタシは野崎君がいいかなー!?」
「「え?」」
沙織の口から予想もしていなかった言葉が出て、アタシと彩未は開いた口がふさがらなかった。
彩未は自分が沙織に聞いたから、アタシに対してごめんと誤ってくる。
彩未は多分アタシが翔吾のこと好きだと思ってる
いや、アタシは本当に翔吾のことが好きなのかもしれない…
沙織の口から翔吾の名前が出た時、悔しかったというかつらいというか…なんなのか分からないけど、なんだか胸が苦しかった。
これは、多分翔吾のことが好きなんだと思う。