君の隣。





木の葉っぱが、全部地面に落ち

もう寒い時期になり始めている頃・・。




私と絵莉嘉と紗也とセリは
いつものように、朝自習の時間
喋っていた。




といっても、私のクラスの朝自習は

何にも勉強しなくていいんだ。


友達と喋ってても、

先生が職員室から帰ってきたら

普通に席に戻ればいい。

先生もそれを許していた。



私のクラスでは、
そんなとこがあるのも好きなんだ。私。






「ねー、昨日のTV何みた?」

「あーバカ殿みたあ!」

「セリもバカ殿みたよー♪」

「昨日のバカ殿うけたよねー!!」



私達はこんな話ばっかり。

でも、これが楽しいんだ。


恋話なんて・・話題に出たことない。