「早く起きろっつの。」 「…い…って~なぁ~…。」 ゴッと拓斗の頭から音がした。 …拓斗を殴る人ってこの世にいたんだな……。 「あの子誰?」 「ん~…どれ。」 「あそこだよ。目ぇ見開けバカヤロー。」 「もうっ!拓斗に暴言吐くなバカ希唯!」 そして再び拓斗を殴ろうとした希唯の手が魅紅先輩によって止められた。 「はいはい。あの子だってば。」 「あ~…慎?」 興味なさげに頭を掻きながら言う拓斗。