『やっぱりこの髪目立つのかな~…。』



学校に近づくにつれて、生徒の数も増えてくる。



そしてジロジロ見られてる…。



はぁ~…。



「「翔君おはよう!!」」


「髪の毛どうしたの!?すっごい似合ってる~♪♪」



学校内に入ると、女子の先輩達が駆け寄って来た。



えーっと…。



『ありがとうございます。今日の体育祭のために1日だけ染めることにしたんです。応援、楽しみにしててください。』



ふわりと笑って言うと、もちろん!と頷いて、頬を赤くしながら走って行った。