ガタンと椅子に座ってカバンを机のわきにかけてる仕草をジーッと見てたら、バチッと目が合った。 パチパチとまん丸の目で瞬きをしながら見てくる姿は小動物そのもの。 『あ…俺、翔。よろしく。』 少しぎこちなく笑って自己紹介すると、 「よろしくっ!」 と、ふにゃっと嬉しそうに笑った後、手を差し出してきた。 『分かんないとこあったらいつでも聞いて?教えるから。』 そう言って、照れくさく思いながら恋の手を握り返した。 すると恋の顔はパァッと明るくなり、 「うんっ!」 と、何回もコクコク頷いて来た。