《ウェザーウェザー》

「警部…」

「気にするな」

(警部ってこういう時は冷静なんだけど、犯人追い出すとな)


「ん、何か言ったか」

「いえ、何も」


美術館の時計で時刻…午後10時…

風が吹き出した。

「来たな…」

シーン…

周りの一般人、カメラマン、警官達は黙って周りを見回したがウェザーの姿が見えない。

「ウェザーどこだ」

だが、姿が見えない

「け、警部来ませんよ」
「う、うーむ」

警官達も少し騒ぎ出した
ウェザーを見に来た人々は、だんだん口々に文句を言い出した。

「おい警察さん、ウェザー来ねぇじゃねえか」

「どういうことだよ」

「い、いや確かに予告状は…」

「じゃあなんで来ねんだよ」

「そうだそうだ」

「け、警部〜」