「よし、『悪魔の笑顔』絶対盗み出すぜ」

「あ、そうそう、あたしの怪盗名考えたよ」

「へー、何」

「怪盗ウィン…どうかな」

「いんじゃね、風って意味だろ」

「正解、よくわかったね」


「簡単だろ、それより…もしかして、楓…現場に来るの…」


「当たり前じゃん、怪盗デビューだよ」


「ハァ〜足ひっぱんなよ」


「もちろん、あたりまえでしょ」


ある意味怖いが、ある意味頼もしい仲間だと確信を持てた。
楓は、小さい頃からスポーツが大好きで、毎日スイミングとか陸上、体操など数多くのスポーツをこなしてきたから、それには問題はないと思った。