「ちっ、ガス吸いすぎた」

俺は意識がもうろうとする中、あの場所に向かった。

あと少しと思ったが、力尽きてどこかの屋根から落ちた…










あれからどれくらいたったのか、ふと目が覚めた時は知らないベットの上だった。

「ここは…いったい」

辺りを見まわして、月明かりで見える範囲だが人形や化粧品などがあるからして、女性の部屋だとわかった。

「行かないと…」

時刻は午前3時…

その部屋のベランダから出ようとしたら

「どこに行くの…」

後ろを向くと暗くて足下しか見えないが、この部屋の主らしいけど、どこかで聞いた声にも思えた。