キーンコーンカーンコーン



「あ~鳴っちゃったぁ..
じゃあまた後でねぇ♪」



「移動しなきゃ」



そう思って立ち上がろうとしたとき、



「泪~何俺の席に座ってんだよ~!」



目の前に男がいた。



藍田 隆【アイダ リュウ】



あたしの幼なじみ。



ちなみに家が隣。



小さい頃からずっと仲がいい。



ここ隆の席だったんだ...。



「もしかして俺のこと好きとか~??」



笑顔で聞いてきた。



「違うから」



恋愛対象外だから。



あたしは冷たく言った。