好き、大好き

そんなこんなで半年が
すぎた。


ある日のHR。


「えー今日は転校生が
きてるぞ。
みんな、仲良くするように!!」


ガラッ


そう言って入ってきた
人物は・・・


「黒木 隼人です。
よろしくおねがいします。」


嘘・・・でしょ・・・??
嘘。隼人がいるわけない。
だって・・・・


ポロッ


頬を伝う温かい感触。
涙が溢れていた。
あたしの様子に気づいた
真実が、


「先生。二宮さん、
具合が悪いみたいなんで
保健室連れていきます。」


「あ?あぁ、よろしく」