神楽幻想奇話〜荒神の巻〜

一方その頃忍達は、力の限りの善戦をしていた!

命の回復を待ちながらの戦闘となったが、憑依合体した忍と前鬼の遠隔射撃と、彩音の操る後鬼による連携は目を見張るものがあった!


「何よもう!大人しくやられてよね!超疲れんだけど。」


雷神はイライラしながら前鬼の放つ破魔矢を避けた!

風神は未だに肉体に入ったままの所を見ると、どうやら気絶しているだけらしい。
しかしこうも攻撃の手が緩まないと起こしにすら行けない。


「忍、彩音よ!後しばらくの辛抱じゃ!何としても持ちこたえよ!」


「師匠!日の出までどれくらい!?」


「もう時間無いよしーちゃん!」


前鬼の中に入った忍は彼の顔を借りてギリリと歯を食いしばった。


(何モタモタしてんのよ透!扉が消えればアンタも…。)


「あはははは!もう手遅れだって!今更どうしようもないよ!
あの扉が消えた時、あたし達の勝ちが決まるのさ!」


「うるさい雷神!透が絶対何とかしてくれる!アンタなんかに分かるもんか!」


忍は知らぬ間に涙を流しながら矢を射続けた!