「あ、お帰りなさい。今の話は師匠が本部の長になったらって勧めてみたのよ。断られちゃったけどね。」
「本部の長に水嶋様を?それは願ってもない話ですね。私のような若輩者一人では回し切れませんし、水嶋様が長なら誰も異存は無いでしょう。」
御影は目を細めると柔らかな口調で元に伺いをたててみた。
しかし元はその視線を気まずそうに外へ向けると、話を逸らして気の無い様子を演じ始めた。
「その件についてはまた後日話すとして、暗くなる前には伊勢に着かねばならんな…。
ん?そう言えば沙綺の姿を見かけんな?」
元は辺りを見渡してみたが沙綺の姿はどこにもない。
キョロキョロする元に、彩音がコーヒーカップをコトリと置いて行き先を答えた。
「ん〜とね、さっき月姉と一緒に不動家の蔵に行くって言ってたよ?
古い書物が沢山有るから皆が集まるまで調べ物するって。」
「調べ物?幹矢殿の許可無く立ち入って良いのか?
…あの勉強嫌いの沙綺が調べたいとは…。一体何を調べとるんじゃろうな。」
「不動さんは構わないって言ってたらしいわよ?月姉も一緒だしね。天岩戸に関する文献や三種の神器について探してるみたい。」
忍は朝に沙綺と交わした会話を思い出しながらそう答えた。
「本部の長に水嶋様を?それは願ってもない話ですね。私のような若輩者一人では回し切れませんし、水嶋様が長なら誰も異存は無いでしょう。」
御影は目を細めると柔らかな口調で元に伺いをたててみた。
しかし元はその視線を気まずそうに外へ向けると、話を逸らして気の無い様子を演じ始めた。
「その件についてはまた後日話すとして、暗くなる前には伊勢に着かねばならんな…。
ん?そう言えば沙綺の姿を見かけんな?」
元は辺りを見渡してみたが沙綺の姿はどこにもない。
キョロキョロする元に、彩音がコーヒーカップをコトリと置いて行き先を答えた。
「ん〜とね、さっき月姉と一緒に不動家の蔵に行くって言ってたよ?
古い書物が沢山有るから皆が集まるまで調べ物するって。」
「調べ物?幹矢殿の許可無く立ち入って良いのか?
…あの勉強嫌いの沙綺が調べたいとは…。一体何を調べとるんじゃろうな。」
「不動さんは構わないって言ってたらしいわよ?月姉も一緒だしね。天岩戸に関する文献や三種の神器について探してるみたい。」
忍は朝に沙綺と交わした会話を思い出しながらそう答えた。


