主の言葉に頷いた二人は楽しそうに笑いながら答えた。


「判ったよ!また後で来りゃいいんだろ?そんじゃ遊びに行ってくらぁ。行くぞ雷神!」


「風神マジうざいんだけど。言われなくても行くし!てゆーかその格好一緒に居るの恥ずかしいんだけどー。」


相変わらず口喧嘩をしながら姿を消した彼女達の姿を見届けた命は、腕を組み直して主に問いかけた。


「…アレがあの風神と雷神なの?全く信じられないわね…。」


その問いかけに対して主は軽く頷いて答えを返した。


「姿は本人達のイメージで創った器の姿でしかない。あの肉体に入る事によって著しく神としての力に制約があるが、現世に干渉するためには仕方ないのだ。」