神楽幻想奇話〜荒神の巻〜

その様子に気づいた元は鬼達に向かって手をサッっと横に振った。

すると横の地面が突如隆起して土で出来た巨大な腕が現れた!


その剛腕に二人まとめて殴り飛ばされた鬼達は勢い良く吹き飛んでいった!


「チッ!こんな乾いた土で泥田坊の腕の構築しやがるとはジジイやるじゃねーか!」


前鬼は口から流れる血を拭いながらも目が楽しそうに笑っていた。


「なかなか一筋縄ではいけなさそうですね。」


後鬼は体の周りに鬼火を浮かび上がらせると、牽制として元に放ちながら前鬼を片手で放り投げた!


「これなら避けられまい!」


後鬼もその勢いのまま再び駆け出した!