神楽幻想奇話〜荒神の巻〜

忍と彩音は顔を見合わせると鬼達に号令を発した。


『ボッコボコにやっちゃえ』


その声に反応して鬼達は目を疑うような速度で駆け出した!

一瞬にして間合いに入った彼らは同時に斬りつけた!


しかしその刃が元に届く直前、元の背後から現れた何者かの手によって薙刀は止められていた。


「無詠唱召喚」


驚く忍の見つめる先に現れたのは山伏風の天狗だった。


「かっかっか!何をそんなに驚いておる。わしは召喚士の長じゃぞ?」


余裕たっぷりの元だったが鬼達の力は意外に強く、薙刀を受けた天狗の足が地面にメコッと沈んでいた。