神楽幻想奇話〜荒神の巻〜

「詳しい経緯については不明です。
私達が見た状況は既に全壊炎上したお屋敷と、動かなくなった御館様だけなのです。」


忍は自分が見たまま聞いたままの事以外一切余計な報告はしない。御影は良くその事を知っていた。


「いったい誰がそんな事を…鵺ですら殺すまで至らなかった御館様を…。」


呆然と立ちすくむ御影に忍は最も重要な事を告げた。


「草薙の剣が奪われました。間違いなく人間の犯行ではありません。」


「なぜ神器の存在を知ってるんだあれは機密事項だぞ」


驚く御影に以前話を聞かされた経緯を忍は説明した。