(ん?何奴だ?家の者なら一声かけるはずだが…。)


晴明は半身を起こして振り返った。


「あらぁ、まだ起きてたの?残念…寝てる内に食べちゃおうと思ってたのにな。」


「私に用か?一体何者だ!?」


晴明の見つめる先にいたのは白い着物に身を包んだ妖艶な女性だった。

彼女は甘えるような瞳でいたずらっぽく笑うと、晴明に向かってペロリと舌を見せた。


「私?名前ねぇ…まだ決めてないのよ。
何が良いかしら…?玉藻っておかしいかな?フフフ」


そう言って女は楽しそうに笑っていた。