リビングに戻りソファーに腰をおろすと 「櫂、コーヒー飲む?」 と、キッチンからハルの声。 「あぁ。もうすぐ2人来るからその分も頼む。」 「うん。わかった。」 ソファーの背もたれに体重を預けると無意識に深い溜息がでた。 (これが日本なのか? 何年か前に国は破綻すると言われていた。 借金国家から資産を守る方法なんてものも考えられていた。 国は借金の変わりに実験の場所としてここをあいつらに売りやがった。 黙認 そんなことがあっていいのか? 秩序 ……誰がそんなもの守ってる?)