[ ne・o-Child ]

俺は雨の中を必死で探していた。

馬鹿みたいにただ闇雲に走り回り、体を
動かしていたかった。

そんな自分に可笑しくなり声を出して笑
っていた。

その姿は何とも滑稽だっただろう。


雨にうたれながら熱を冷まし、冷静になっ
て考えるとすぐにわかることだった。


RENの帰る場所はうち以外にないのだから
……。

マンションの脇にあるゴミ捨て場の横に
あいつはいた。

雨に濡れ膝を抱えてまるで捨て犬みたいに。

「REN。」

伏せた頭を上げ怯えた目をしたRENは、

『櫂…俺、あんなこと言ったのに…
どこにも行くとこなくてさっ…結局
ここに戻って来ちゃった。

櫂が走って行くの見えたけど…怖くて…
声かけれなかった。……怒ってる?』

「おいで」

俺の伸ばした手をRENがそっと握ると
引き寄せて、そのまま抱きあげた。