「今日は一段と機嫌悪いね。」
とハルが笑って、ご飯とみそ汁を櫂の前に置き。
「いただきま~す。」
とハルが嬉しそうに手を合わせる。

今日のメニューは、ご飯・玉子焼き・焼き魚・納豆・のり・大根の味噌汁。

ハルの味噌汁は何だかホッとする。

納豆は食べれないけど……。


こんな平和な日が来るとは思わなかった。

その後、3ヶ月間外にはでなかった。

櫂は俺の情報を元にしょっちゅう家をあけ、外で動いていた。

でも、ここにいることは苦でも何ともなく、

初めて安らぎというものを感じていた。

ただそのまま時間が過ぎて欲しかった。



自分の過去を消してしまいたかった。





そんなことできるはずもないのに……