「お前……」

近づく俺にも銃を向ける。

ズドン――-
躊躇なく引かれた指。

更に2発。



俺の後ろの方で警備員が3人倒れていた。

カチッ
『ちぇっ。弾切れかぁ』

皆、額のど真ん中を打ち抜かれていた。


人を殺す瞬間のそいつの目を見た時、かつての自分の姿を見ているようで俺は動けなくなった。


何て冷たい目。