右側にある窓に目を向け、ブラインドの隙間からまだ明かりの消えてないビルを眺めると 笑みはすぐに消え、現実に引き戻される。 RENをここにおくことは、やはり危険なのかもという考えが浮かぶ。 ハルを危ない目に合わせるわけにはいかない。 俺は間違いを犯したのではないか? でも、あいつの居場所を 見つけるまでは……