お互い腹を探ろうと重い空気が流れ沈黙していると、その静寂を破るように

「ねぇ?みんなお腹すかない?」

とハルがいつもの調子で場の雰囲気を変える。


グゥ――キュルキュル・・・

その声に反応したのか誰かのお腹の音。


「今お前腹なったろ?だっせ!」

峻平が生意気なあいつをちゃかす。

『うるせぇ、いんちきハッカー。仕事しろ。無駄だけど。』

「ハァ?!年上に向かって何だその態度!!」


『脳年齢低いんだよ。
なんだその格好?似合わね~よ。その耳にぶら下がってるピアス、鼻に下げろ!』


こうやって見ると単なる
14歳のガキだ。

こいつも俺たちの様に
養成プログラムを受けたのか?

【 ne・o-Child 】

選ばれし、新しい子供……