その後すぐ、研究室は爆破。
データはすべて消えた。

あの時RENが俺に頼んだ
爆発物を仕掛けておいた。




終わった・・・



でも本当の意味で
終わらせたのは姉なのかもしれない。

皆が立ち去り、ドアの近くで
振り返ると姉は

放心したVergerに近寄り、
抱きしめたかと思うと
落ちていたナイフで胸を突いた。

その体を抱きしめ涙を流し
微笑を浮かべる姉の顔は・・・
生物学者というより女の顔だった。


俺は何も言わずその
場所を立ち去った。


そして・・・