姉は去り際

「何だか今日は
しゃべりすぎちゃった。
独り言だから気にしないで。」
と言って出ていた。

誰かに聞いてほしかったん
だろうと思う。


それを聞く相手が弟の俺しか
いない。

俺にわざと言ったのかも・・・


両親はいない。

だから脱走後
俺は1人ここに戻って来た。


そして・・・