誰かが優しく髪を撫でる。


誰・・・?


誰なの・・・?



唇に誰かが触れた。



櫂・・・


目を開けると真っ暗な
いつものベットから見える風景。


夢か・・・


ん?泣いてた?

涙が横に流れていた。


麻酔のせいか久々に
ゆっくり寝た気がする。


その日から俺の抵抗は
始まった。

食事は一切受けつけず、
点滴で生かされていた。
外にでて訓練を受けるときも
誰かれ構わず殴ったり、
殺したり、その都度麻酔薬や
鎮痛剤を打たれ押さえつけられた。



まもなく期限の3ヶ月が来る。