放課後討論会

「馬鹿ね」

開口一番、彼女は私に対してそう言った。

「ボキャブラリーが少ないから、他人をけなすのに『死ね』とか『ウザイ』しか言う事が出来ない…そんな程度の低い人間の言う事、わざわざ聞くの?」

その言葉に、私は呆気に取られる。

「いい?そいつは本心から貴女が死ねばいいと思ってるんじゃないの。言葉を知らない猿同然なだけ。まともに議論する頭すら持っていないのよ。その証拠に、私がそいつの前で首でも掻っ切ってあげましょうか?決まってこう言う筈よ」

彼女は意地悪な笑みを浮かべた。

「『まさかほんとに死ぬとは思わなかった』『私のせいじゃない、私が何したって言うの?私は悪くない』…ってね」

「……」

綺麗な外見とは裏腹の、彼女の辛辣な言葉。

私は返事すら出来なかった。

「自分の言葉にすら責任が持てない…そんな奴の言葉に、貴女が傷つく必要はない…ましてや命を捨てる必要なんてないわ」