・・・ わたしは、自分の心臓が ドックン、ドックンと なる音が聞こえた気がした 。 菜々子とは別れたよ・・・ ・・・ 彼女いたんだ・・・・ わたしは、黙ったまま 彼の言動に聞き入った。 あの、菜々子ちゃん? あんな美人滅多といないぜ 。 和也は、信じられないと ばかり、お手上げのジェス チャーをした。 そうだよね・・・とっくに綺 麗な人に狙われてるよね 先生みたいな人・・・ わたしは心のなかでつぶや いた・・・ 何が原因なの? どちらから別れたの? 和也が立て続けに聞いた。