「おはよう」


「おっ、おはよう…」


「あれぇ?
もしかして緊張してるの?」


結花は圧矢の顔を
のぞき込みながら
笑って言った



「緊張なんかする訳ないだろ!

ほら!いくぞ」



圧矢は結花の
手を取り歩き始めた









圧矢が
緊張するのも
無理はない

今日は2人が
付き合って
初めてのデートだ



結花は昨日の夜から
ずっと楽しみにしていた

圧矢は圧矢で
楽しみにしてたのだが
緊張の方が
表に出てしまい
朝からいつもの
圧矢ではなかった