チェリー

そういうと
圧矢は半ば強引に
結花を家に連れて行った

圧矢に手首を捕まれ
引っ張られてる結花も

『今は何を言っても無駄だ』

と思い
大人しく着いていった


『そう言えば初めてだ圧矢の家!』


そう思っていると
圧矢がいきなり止まった


「いたっ!」


結花は圧矢の背中に
思いっきり顔をぶつけた

「ここ!」


圧矢が指差した先には
2階建ての家があった

レンガ作りの家は
結花の心をくすぐった


「まぁ借家だけど気にしないで」







「お邪魔しまぁす」


案内されたリビングのソファーに座ってると圧矢が気を利かして冷たい麦茶を持って来てくれた