チェリー

「冗談だって!
そんなに怒るなよ…」


「別に怒ってないもん…
圧矢が早く教えてくれないから」


結花は
口を尖らせながら言った


「いやさっ!
結花も暇してるんじゃないかなぁと思って!」


「もって何よ…

まぁ確かに暇だったけど」


「ほらなやっぱり!

今から俺んち来ない?」


「はぁ~っ!
何でいきなりそうなるの」


「別に…
特に深い意味はない!」


「何だそれ! 笑」


「なっ!!
いいから来いよ!
俺んち今誰もいないし」