チェリー

そんな場所から
少し離れ所に
座っている圧矢に
結花は近づいて行った





「よっ!

いきなり呼び出し何かしてどうしたの?」



結花は後ろから
圧矢の肩をポンと
叩いた



「うわぁっ!!

ビックリしたぁ」


圧矢は
本気で驚いたのか
ベンチから立ち上がっていた



「そんなに驚かなくてもいいじゃん!」


「おぅ!わりぃ わりぃ」


「別にいいけど…

それよりどうしたの?」



「ん? 何が?」




「何がじゃないでしょ!
何がじゃ!
そっちが呼び出したんでしょう!!」