チェリー

「そうだったんだ…

俺全然知らなかった」


「噂だもん!
別に知らなくても大丈夫だょ!

そんな落ち込む事ないって」


「だって…
その噂流れたの俺のせいじゃん

俺が結花をあの時引き止めたりしたから…」



「圧矢?」



「ん?」



結花は隣にいる
圧矢の目を見て言った



「圧矢は何も悪くないよ!
圧矢が引き止めたからとか関係ない!
あたしだってあの時断る事が出来たんだもん!」


「結花…」


圧矢も結花の目を見た



「あたしは大丈夫だから!
圧矢がそんなに心配しなくてもあたしは大丈夫!」