チェリー

ピピピピ ピピピピ


「う~ん…

うるさい」


そう言いながら
ベッドの枕元にある
目覚まし時計に
手を伸ばし
無造作に
目覚まし時計を止めた


そしてベッドの中で
軽く寝返りをうつと
むくっと体を起こして
自分のベッドから
起き上がった


「はぁぁ~」


大きな欠伸を
しながら
ぼさぼさになった
髪の毛を軽く手で整えた