姫華伝

バキッ!



「ぐはっ;;;」



男は、土手の下を転がり落ちた。



「ハァハァ・・・・・!!智!!大丈夫だったか!?」



「ひーちゃっ!!!」



智は、あたしに抱きついて泣き出した。



「ごめん・・・・・智・・・・」



「覚悟しろ、神崎ーーーーー!!!」



「!?」




あたしは、後ろで鉄パイプを振り上げてる男に気付かなかった。鉄パイプは、勢いよく振り下ろされた。



あたしは、智を庇いながら男に背を向け、硬く目を瞑った。



・・・・・・・・・・・



・・・・・・・・・・ん?



何秒経っても鉄パイプがあたらない。



「どーなって・・・!?」



あたしが、男のほうに目を向ける・・・・そこには、あたしと男の間に滑り込むように藤堂郁也が立っていた。



「藤堂郁也!?」



あたしが相当驚いていたのだろう・・・藤堂郁也はクスッと笑って



「助けに来たよ**」



そう言った・・・