「『伝えて聞き、学びて知るは、まことの智にあらず』さ。つまり、自分なりに解釈すれば、知識と教養を言ってるんだと思う。偉い人の話しを聞き、書物を読んで自分は偉いんだと胸を反らせているものは、偉い人だとは言えないってことさ。誰かさんみたいにね。兼好法師もこのような人を見て、徒然なるがままに硯に向かって、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく、人に伝えたくなって、自然に筆を運んだんだと思うね」
「なるほど」
「『如何なるをか智と言うべきか』それでは一体、智とは何か、『可不可は一条なり』智とは可も不可もないということだ。偉い人もなければ偉くない人もいない。大学の教授は偉くて、泥棒は偉くないと言うものではない」
「なるほど」
「『如何なるをか善というか』善とは何か『まことの人は、智もなく徳もなく功もなく名もなし』まことの人は、偉くもなく、人の模範になる人でもなく、偉大な業績を残した者でもなく、名もない無名の人である。『誰か知り誰か伝える』自分から胸を反らさなくても、自然に知られ、自然に伝わるものである」
「いつも二人で話してることだよな」と彼が言う。
「『これ徳を隠し、愚をまもるにあらず』謙遜するのでもなく、自分をつくろうのでもない。何の意識もせず、ごくごく自然でなければならない」
「なるほど」
「『如何なるをか智と言うべきか』それでは一体、智とは何か、『可不可は一条なり』智とは可も不可もないということだ。偉い人もなければ偉くない人もいない。大学の教授は偉くて、泥棒は偉くないと言うものではない」
「なるほど」
「『如何なるをか善というか』善とは何か『まことの人は、智もなく徳もなく功もなく名もなし』まことの人は、偉くもなく、人の模範になる人でもなく、偉大な業績を残した者でもなく、名もない無名の人である。『誰か知り誰か伝える』自分から胸を反らさなくても、自然に知られ、自然に伝わるものである」
「いつも二人で話してることだよな」と彼が言う。
「『これ徳を隠し、愚をまもるにあらず』謙遜するのでもなく、自分をつくろうのでもない。何の意識もせず、ごくごく自然でなければならない」



