「その通りだよ。プロの泥棒になってしまったんじゃただの泥棒さ。罪の意識にさいなまれることもない。したがって泥棒と言う知識で養われる心の豊かさは生まれない」
「大学教授もプライドを捨てて、泥棒と親しく付き合うか、さもなくば、泥棒を体感して刑務所で罪という教養を身につけるかどちらかだね」
「そのような教授なら、泥棒と言う罪について、講義したらきっと説得力があると思うよ。何せ教養でもって講義するんだからさ」
「それも嫌なら、大学教授も、泥棒はいけないことだよなんて、せめて泥棒のことは語らないってことだな。まあ平たく言えば、胸を張らないってことだ」
「無理だろうな」
「何せ、大学教授という肩書きがものを言うからな」
彼との会話は途切れることがない。ブランデー紅茶もすでに空になっていた。
「何か食べるものを注文するか!」と彼が言い、
「そうね、紅茶一杯で、何時までもねばったんじゃママさんに悪いからな」と私が応える。
「それもあるけど、居酒屋の代金とつりあわないからな」
「ばれたか、何にする?」
「ホットケーキにするか」と彼が言い、
「糖尿病にはよくないんじゃない!」と私が応える。
「それじゃ、トーストとコーヒーにするか」と、彼はママさんに合図した。
「ところで、徒然草を読んだかね」と彼はまた話しの糸口を引き出した。
「大学教授もプライドを捨てて、泥棒と親しく付き合うか、さもなくば、泥棒を体感して刑務所で罪という教養を身につけるかどちらかだね」
「そのような教授なら、泥棒と言う罪について、講義したらきっと説得力があると思うよ。何せ教養でもって講義するんだからさ」
「それも嫌なら、大学教授も、泥棒はいけないことだよなんて、せめて泥棒のことは語らないってことだな。まあ平たく言えば、胸を張らないってことだ」
「無理だろうな」
「何せ、大学教授という肩書きがものを言うからな」
彼との会話は途切れることがない。ブランデー紅茶もすでに空になっていた。
「何か食べるものを注文するか!」と彼が言い、
「そうね、紅茶一杯で、何時までもねばったんじゃママさんに悪いからな」と私が応える。
「それもあるけど、居酒屋の代金とつりあわないからな」
「ばれたか、何にする?」
「ホットケーキにするか」と彼が言い、
「糖尿病にはよくないんじゃない!」と私が応える。
「それじゃ、トーストとコーヒーにするか」と、彼はママさんに合図した。
「ところで、徒然草を読んだかね」と彼はまた話しの糸口を引き出した。



