私の体がふわりと宙に浮いて、胸とお腹がいい匂いのするところに押し当てられて、程よい暖かさが伝わり、いらいらする気持ちが治まった。心地よく体がゆらりゆらりと動いて、とても気持ちがいい。
「眠ってしまったわ」
「ずーと抱っこしてると重いわね」
「おろしたら」
夢うつつの中で、胸とお腹がいい匂いのするところから離れて、あの暖かさがなくなった。どうしたのだろう。おかしいなと思って目を開ける。広い空間だ。手足を動かしても何も触らない。あのいい匂いがするものは一体何処へいってしまったのだろうと「オギャーオギャー」と呼んでみた。
「眠ってしまったわ」
「ずーと抱っこしてると重いわね」
「おろしたら」
夢うつつの中で、胸とお腹がいい匂いのするところから離れて、あの暖かさがなくなった。どうしたのだろう。おかしいなと思って目を開ける。広い空間だ。手足を動かしても何も触らない。あのいい匂いがするものは一体何処へいってしまったのだろうと「オギャーオギャー」と呼んでみた。



