「それでは隊長行ってくるであります」

鞄を持ちながら母親に向けて敬礼する。

「はい、行ってらっしゃい」

母親は既に相手にしてない
それでも哲はいいのだ
哲にとって大事な物は
ロボットや特撮ヒーロー
母親なんてOUTOF眼中なのだから

だが哲だからと言って入学式で緊張しないわけではない
逆に緊張しない方がおかしい

「ここが高校か〜
よ〜しWアタ〜ック」

哲は正門に向かい突っ走っていった。

周りの人達は哲の行動に圧倒された。