振り回される男 振り回す女

いや、しようとした。

「何逃げてんだよ、てめぇ人の親切を無駄にする気じゃねぇよな?」

波風に何かのスイッチが入った。
哲は制服の衿を捕まれ逃げれない。

「うわ、離〜せ〜よ」

と哲が後ろを向くと
殺気絶った波風と目が合った
また
哲は昨日の事を思いだした。

「わかった、わかった。
お願いします。」

「それでいい。」

そんなこんなでその一日は終了
次の日

「で、何か策でもあんの?」

学校に既に来ていた
波風に聞いた。