私は急いで椎名さんに近付いた


「大丈夫ですか?」


「ああ…足が滑った」


「もう…しっかりしてくださいよ」


「つっ…」


顔を歪める椎名さん…


「ケガしたんですか?」


椎名さんが足を押さえているところから少し、血が出ていた


「とりあえず、部屋へ」


私は椎名さんを部屋に入れた