望は急いで家に戻ると、後ろ手に内鍵をかけ、まずは台所に行き、ミネラルウォーターのサーバーから冷たい水をコップに汲んで一気に飲み干した。
―落ち着け、落ち着け
そう自分に言い聞かせてみても今度は足がガクガクして心搏数はなかなか正常にならない。
するとケータイの着信が鳴った。
「♪♪♪♪♪〜♪♪」
「旦那だわ!」
今一番、声を聞きたいと思っていた人だ。
「はい。望よ。」
「ああ、ビックリしたよ。空メールなんて、どうかした?」
―そうだった。あの時は空メールを送るのがやっとだったから…。
「それがね〜もう大ピンチよ!!!」
時間は限られている。
望は迷う事なく夫に一部始終を話す事にした。
時間は限られているのだから……!!
―落ち着け、落ち着け
そう自分に言い聞かせてみても今度は足がガクガクして心搏数はなかなか正常にならない。
するとケータイの着信が鳴った。
「♪♪♪♪♪〜♪♪」
「旦那だわ!」
今一番、声を聞きたいと思っていた人だ。
「はい。望よ。」
「ああ、ビックリしたよ。空メールなんて、どうかした?」
―そうだった。あの時は空メールを送るのがやっとだったから…。
「それがね〜もう大ピンチよ!!!」
時間は限られている。
望は迷う事なく夫に一部始終を話す事にした。
時間は限られているのだから……!!


