エア・フリー 〜存在しない私達〜《後編・絆》

火菜もケータイを持っているのだから、もちろんメールもするだろう。

メアドを聞けば毎日やりとり出来るハズ。

「よし!今日、そのスパから火菜に電話してメアドを聞こう。電話は盗聴されてもメールは大丈夫なハズだ。」

そう考えると俄然やる気が出る望だった。

食器を洗いながら、弥生ともメールなら連絡が取り合えるなと希望が膨らんでいく望だった。