絶対…愛心は目を逸らさないのに…



なんか避けれてるような気がしたが今日が終われば普通に接してくれると思ったから俺は…その日は何も喋らずに帰った…














けど…その次の日もその次の次の日も…



『うんっ』しか言ってくれなくて…けど他の人には一緒の接し方…



だから…俺は…




避けられてると確信した。




けど…実際もう、『好き』って言うのを我慢するぐらいの好きな人に避けられたり…したら…




とても辛くて…あのお姫様抱っこした時のような事はもうないのかなと思うと…



本当に辛くて…



俺は…



土曜日の授業後…



「なぁ愛心?ちょっとだけ時間くれない?」


俺の優しくない所がダメなのかな?と思い…超っ優しくするのに…

愛心の返事は…



「ごめん…今日急いでるから」



そんな言い方…



もう耐えられなくて…




「そっか…分かったよ」


と言い残し…教室を出ようとした…


念のために後ろを振り返ると…

すると…そこには…



涙を流した愛心が…


いた。