あれから…30分ぐらいたっただろうか…


ようやく泣き止んだあたし…


3年前の事を思い出しちゃって…



けどね…これを機にもう3年前の事を忘れようと思ったんだ…



「ありがとう…」


顔を上げるとそこにいたのは…


「葵…」



すると葵は笑顔で…



「良かった☆」

と言った。


その笑顔に…


ドキッ


としてしまったんだ…



すると…



ブーンブーン



とバックの中の携帯が鳴った。



着信で相手は

椎奈だった。




「も『もしもし!!愛心!?どこにいるの?』

「今…予備校の裏の路地裏…」


『なんで…しかも鼻声だよ?どうしたの?』


「…」

何も言えなくなったあたしー


明るく振る舞ってたのに…


椎奈にはなんでもお見通しなんだね…


『今行くから!!待っててね』


そう言って一方的に電話を切った椎奈。