「…ぐすっ…頑張って来てね…あたし「俺…椎奈の事なんて友達と見てなかった…俺、初めて会った時からずっとずっと椎奈の事好きだったよ」


みんなびっくりしてる。


もちろん椎奈も…


「でも…返事はちゃんと一流モデルになってから聞くよ!一流モデルになったら椎の事向かいに来る!!その時に言ってくれる??」

ホームの中に電車が入って来た。


お別れまで…あともう少しだね―


「おいっ!優矢!お前モデルになると決めたからには頑張れよ!!」

「頑張ってね!遠く離れたここからずっと応援してるから!!初テレビに出たら必ずメールしてね」
「頑張れよ!お前さぁこの俺様に言わなかったんだから!」


「みんな…ありがとう!ぜってぇ頑張ってくるからな!!」

「おう!!」

もう…お別れまで…あと1分。

「たまには戻ってくるから『ピリピリピリピリ』じゃぁ!またな!」


電車の発車音で優矢は電車に入った。



「じゃぁな!」

『ピリピリピリピリピーン』

ドアが閉まった…


優矢はとても笑顔だった。


そして電車は進んで行った。



あたし達は見えなくなるまで、手を振った。


優矢!頑張って!という言葉を乗せて…