あたしは昨日の公園に来ていた。




あの後あたし達は普通に授業を受け、普通に帰った。





ここに来れば、昨日の鷲(しゅう)にまた会えるかもしれない、そう思ったから。





会いたい理由とかはわからなかったけど、自然と足がここに向かったから。







「なーんて、やっぱ来るわけないか。」






呟きながら乗ったブランコは思ったよりも小さくて懐かしくなった。







しばらくの間思い出に浸りながらブランコを漕いでいると、どこからかバイクの音が聞こえた。