「どうして……凛先輩なの?」
「梨紗さん あなたには消えていただきます」
相変わらずの無表情
あたしは背筋がぞっとした
後ろでドアに手をかけるが鍵がかかっていて開かない
「……あたし…凛さんに何かしました……か?」
気迫
声が震える
「全ては乃亜会長のためです」
カチャ
「梨紗さんは乃亜会長の大切な物を奪いました」
凛先輩はポケットから何かを取り出した
「なので死んでください 学校のためにも」
ナイフだった
「た………助けて…」
ゆっくりと迫ってくる凛さん
「や…めてください……凛先輩!!」
首を掴まれる
あ……
あたしここで死ぬんだ
奏
由海
壱
陸
翔
いろんな人の顔が浮かぶ
1番心残りなのは円香ちゃんの真意が聞けなかったこど
凛先輩の言う
乃亜先輩の大切な物を奪ってしまったこと
傷つけてしまったこと
まぁいいか
『梨紗ちゃんの存在がね 翔をおかしくしちゃうの』
あたしが死ねば
『梨紗さんは乃亜会長の大切な物を奪いました』
2人とも救われる
「さようなら 梨紗さん」
首元に冷たい感覚
「……ありがとう 凛先輩」



