まだ好き?



そんなの嘘に決まってる



どうせまだいっぱい彼女がいるんだよ




そうやって女を騙していく


あたしはコイツが一気に嫌いになって別れた



本気で好きだったあたしがバカみたい







「嘘はいらないから」


「嘘じゃねぇって!! 
 俺梨沙が好きなんだって!
 だから別れてもこのプレゼントとか
 捨てられなくて・・・」


「よくそんなことが言えるね?
 そうやってたくさんの女子を
 騙してきたくせに」


「違う!梨沙は本気だったんだよ!
 だから梨沙と別れてから
 一度も女と付き合ってない」







そんな言葉言われても


あたしは信じないよ




もう二度と


あんなにたくさんの涙は


流したくないんだから






「--ということで
 廊下に並んで体育館行くぞー!」


「「「はーい」」」





いつの間にか先生の話は終わっていて


みんなが廊下へと出て行く



「梨沙♪行・・・
 圭介が梨沙の隣!?
 梨沙 大丈夫?」


「うん 亜美行こ?
 こんなヤツ無視して」


「ちょ・・梨沙・・
 俺 本気なんだって!
 まだ好きなんだって!」





あたしと亜美は圭介を無視して


廊下へ出た





あの席


絶対にヤダ



すぐに席替えしたい!