思わず大きな声になってしまい
クラスメイト全員の視線があたしに向いた
「吉野?どうした?」
「・・・何でもありません」
「ちゃんと説明聞いとけよー」
「はい」
先生に注意されるあたし
どうやら先生は委員会決めの説明をしていたらしい
圭介が話しかけてきて
そんなの聞こえてなかった
「とにかく
アンタの顔はもう見たくない
二度と話しかけないで」
小声で圭介にそう言い
あたしは腕を組み 顔を伏せた
「梨沙・・・」
隣で悲しそうな声を出してるけど
そんな声出したって
あたしはもう圭介のことなんて
見たくもない!!!!


